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調光レンズという選択。
サングラスや偏光レンズとの比較も解説

調光レンズという選択

昨今話題のメガネ用レンズ「調光レンズ」をご存知ですか? メガネとサングラスの機能が、一つのフレームでシームレスに同居。メガネ愛用者のなかでも、その快適さを体験した人は、まだ少数派かも知れません。
このページでは「調光レンズ」の特徴や魅力、サングラスや偏光レンズなど、他のレンズと比較したメリットとデメリット。レンズのカラー選びなど、好みや用途に合わせたセオリーも合わせてお伝えしていきます。

調光レンズってどんなもの?

屋内ではクリアな視界を保ち、屋外ではまぶしさから目を守る。一つのレンズに二つの機能を兼備するのが「調光レンズ」の特徴です。シチュエーションに応じて、いくつかのフレームを掛け替えることなく、旅先や休日のアクティビティはもちろん、日常のオフィスワークや家事のシーンもフレーム一本で完結させることができます。

調光レンズってどんなもの?

紫外線、温度によって、カラーの濃度を変化

日差しが強い場所では、眩しさを抑えるためレンズの色味を濃く。逆に日差しの少ない室内では、明るい視界を得るためにレンズの色味を薄く。調光レンズには紫外線の量や温度の変化で色が変わる特性があります。この性質はプラスチック製のレンズにコーティングされた、ハロゲン元素など感光物質の作用によるものです。

紫外線、温度によって、カラーの濃度を変化

UVカットや偏光レンズと、調光レンズの違い

現在、サングラスの主流の機能は「UVカット」「偏光」の2つです。視力低下や日焼けのリスクを高める紫外線を抑えるのが「UVカットレンズ」。乱反射する光を整えて、主にアウトドアでの視界をクリアに導くのが「偏光レンズ」。「調光レンズ」には「UVカット」機能を兼備したものが多く、「偏光」機能を持つタイプも用意されています。

UVカットや偏光レンズと、調光レンズの違い

調光レンズのメリットを解説

調光レンズの具体的なメリットを解説していきます。現代の調光レンズは、濃度の変化による特性を軸に、目元の健康や快適な使用感、耐久性に配慮した様々な機能とシンクロしています。普段からメガネを着用されている方、サングラスを中心に着用されている方。メンズ、レディースともに愛用者を増やし続ける理由があります。

調光レンズのメリットを解説

メガネとサングラスを使い分ける必要がない

紫外線に反応して、レンズ色の濃度が変わるため室内ではほぼ透明に見えます。対外的な印象も違和感なく、オフィスユーズにも適しています。天候が不安定な屋外でも、環境の明暗に追従して自動的に、最適なカラーに変化します。幅広いシチュエーションに対応する調光レンズを使えば、複数の眼鏡を持ち歩く手間もありません。

調光レンズは紫外線カットで目に優しい

日焼けなど、肌に対する紫外線ケアは広く浸透していますが、目に対する紫外線のダメージは、あまり認知されていないのが現状です。角膜炎、白内障、視力低下など、そのリスクは多岐に渡ります。オンオフ多様なシーンに、自然な掛け心地と印象で寄り添う調光レンズは、快適な利便性に加え、健康に配慮した選択でもあります。

軽くてタフなプラスチック製レンズが主流に

ガラスに感光成分を混ぜた初期の調光レンズは、割れやすく取り扱いに注意が必要でした。現在の主流はプラスチックに感光成分がコーティングされているため、割れにくい点もメリットです。軽量でストレスなく、レンズの色味の変化もよりスムーズに進化しています。技術、利便性の向上につれて、ユニセックスで支持を受けています。

調光レンズのデメリットを解説

他のレンズにはない秀でた機能の一方、調光レンズを選ぶに時に押さえておきたい注意点がいくつかあります。ドライブなど特定のシチュエーションで、思ったよりもレンズ色が濃くならないなど、生活スタイルやシチュエーションによる要素も関わります。なるべく店頭で手に取って、専門スタッフの声を参考に選んでいきましょう。

調光レンズのデメリットを解説

調光レンズのコーティングには寿命がある

調光レンズの調光機能には寿命があります。光を浴び続けることで感光物質が劣化し、変化の感度が鈍くなります。効果が薄れてくるのは約3〜4年。しかしこれは、通常のメガネ、サングラスなど、プラスチック製レンズのアイウェア全般に推奨されるレンズ交換サイクル、約3〜5年と比較して、格段に短い期間ではありません。

サングラスとして機能しにくい状況もある

調光レンズの濃度変化は紫外線量に加え、気温・天候の条件の違いによって、濃度変化が異なります。レンズの色は、温度が高い時よりも低い時のほうが、より濃く色づきます。特性を理解したうえで使用しましょう。

調光レンズはこんな人におすすめ

かさばらず、耐久性が高く、対応の幅が広い。調光レンズを特にご紹介したいのは、屋外での習慣をライフスタイルに取り入れている人です。旅行や野外のアクティビティが好きなら、なおさら検討に値します。好みのフレームに合わせて、変化する色味をスタイルに。メンズ、レディース、おしゃれ感度の高い層にも支持されています。

メガネとサングラス。複数の掛け替えは面倒だ

日頃サングラスを使う人ならピンとくるでしょう。屋内、屋外を行き来する、その都度に感じる収納の一手間。メガネを使う人ならなおさら、複数のフレームを持ち歩く煩わしさから解放されます。クリアなレンズとサングラス、一本のフレームに2つの機能を持つ調光レンズは、掛け替えの手間なく、終日快適な視界を得られます。

メガネとサングラス。複数の掛け替えは面倒だ

自転車やランニングを日常に取り入れている

長時間のサイクリングやランニングなど、季節や時間帯、シチュエーションで明暗が変わるシーンは特に、調光レンズをおすすめします。光の環境の変化によって、快適なカラーの濃度も変わってきます。通常、アスリートは複数のサングラスを用意することが多いですが、調光レンズを手にすれば、一本で幅広い状況に対応できます。

自転車やランニングを日常に取り入れている

アウトドアのアクティビティや旅行の機会が多い

携行性のメリットに加えて、調光レンズの強靭さも大きな魅力です。プラスチック製のレンズは軽量で割れに強く、旅行中など万が一でも換えが効かないトラブルを未然に防ぎます。

アウトドアのアクティビティや旅行の機会が多い

調光レンズのカラー選びのポイント

サングラスと同様、調光レンズにもレンズカラーに応じた適性があります。使う用途やライフスタイルに合わせて、まずは3つの代表的なカラーを覚えてください。メガネは掛ける人の個性を引き立てる、スタイリングのツールでもあります。フレームカラーやコーディネートとの調和。おしゃれ心を満たす視点も、もちろん大切です。

自然な発色。グレー系のレンズ

グレー系の調光レンズは、視界に映る色調を変えず、明るさだけを調整できます。暮らしや自然の中で目にする、景色の繊細な色味をダイレクトに感じられます。彩度が低く抑えられたモノトーンの印象は、年齢や性別を問わず、コーディネートに馴染む万能さも魅力。まずは一本押さえておきたい定番のレンズカラーです。

自然な発色。グレー系のレンズ

鮮明な視界。ブラウン系のレンズ

ブラウン系の調光レンズは、まぶしさを緩和するだけでなく、視界のコントラストを明瞭にする効果も持っています。曇天や雨天、ゴルフや釣りなど、アウトドアのスポーツに適しており、調光レンズとの相性も優れています。鮮明なコントラストを継続的に見ると、目に疲れが生じるので、長時間の使用に適さないケースもあります。

鮮明な視界。ブラウン系のレンズ

個性と癒し。パープル、ブルー系のレンズ

パープル、ブルー系。寒色のレンズは、眩しさを感じる黄・緑系の色の光を除去して、景観のコントラストを低減させる特性があります。長時間の使用でも疲れにくく、リラクゼーションの作用を兼ね備えるのが特徴です。そのため、アクティブなスポーツには適しませんが、個性的な印象を持つレンズカラーは、おしゃれを楽しむ全ての世代に人気です。

個性と癒し。パープル、ブルー系のレンズ

調光レンズ選びは専門店で

色の濃度の変化はシュチュエーションで変化すること、調光の機能には一定の寿命があること。先に述べた特性を理解すれば、普通のメガネ、サングラスに対する「調光レンズ」特有の注意点は特にありません。メガネ選び、レンズ選びに大切なのは専門家の知識。少しでも興味を持ったなら、まずは専門店で試着してみましょう。

調光レンズ選びは専門店で

自分だけのスタイルに出会う

「調光レンズ」はオンオフを問わず、幅広いシーンで使える便利なツールです。一つのレンズでシームレスに叶う、心地良い視界と洗練された印象を手に入れてください。自分に似合う、自分の個性を引き立たせる、メガネフレーム選びも楽しみながら、好みや用途に寄り添った、お気に入りの一本に出会えることを願っています。

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調光レンズが気になったらまずはお店へ

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