近頃、目が疲れやすい、近くの物が見えにくいと感じたことはありませんか? 日常の何気ない瞬間に感じてしまうストレス。そろそろ老眼鏡が必要かも?と思った時、最初の一本をどこで買おうか悩んでいるという声をよく聞きます。
結論から言うと、初めての老眼鏡はメガネ専門店で購入することをおすすめします。安価な既製品からオーダーメイドの一本まで幅広い選択肢をお伝えした上で老眼鏡選びのポイントを解説。購入までの流れを合わせてお伝えします。
老眼鏡はどこで買うことができる?
初めての老眼鏡選び。最初のポイントは購入する場所です。メガネ専門店をはじめ近年ではネットショップや100円ショップ、ドラッグストアなど取り扱われる場所が広がりました。価格や品質の幅も広がり、最初の一本をどこで買うのか悩まれる方も多いと思います。まずは現在、代表的な3つの選択肢をお伝えしていきます。
100円ショップやドラッグストアで既製品を購入
老眼鏡は身近な100円ショップやドラッグストアでも販売されています。特徴は圧倒的な価格の安さ。ある程度の度数の選択ができますが、左右で度数を変えることができない、フレームのフィッティングに妥協が必要など、日常的に使うことはおすすめできません。短時間の確認用で使用する、お持ちの老眼鏡が破損した時など、緊急時の用途には適しています。
ネットショッピングで商品を購入
ネット上にも既製品が販売されています。デザインの選択肢が広く、ストアや商品によってはセミオーダーにも対応。すでに老眼鏡を使い慣れている方にとっては検討に値します。しかし、手に取ってかけ具合が確認できず長時間の使用に不安があること、適切な度数を測定できないなど、特に初めての購入にはおすすめできません。
お近くのメガネ専門店の店頭で購入
専門店では目の状態を詳細にチェックして、老眼鏡をオーダーメイドすることができます。視力測定で近視や遠視、乱視などの状態に応じたレンズの度数を正確に算出。瞳孔間距離と、一人一人異なる瞳孔間距離も考慮してレンズをフレームに最適に枠入れ。使用する目的を考慮したレンズ提案、フレーム調整など全ての工程を安心して専門家に任せることができます。目に負担が少なく、長く使い続けられる一本に出会えます。
老眼鏡をどこで買うのか迷ったら
老眼鏡を愛用していて自分の目の状態の処方箋を理解している、老眼鏡を使用する目的や予算が定まっているならネットショップや量販店を選ぶ手もあります。しかし、初めての一本を選ぶなら、まず眼科で視力検査や眼病のチェックを行ってから、メガネ専門店へ行くことをおすすめします。
老眼鏡といってもレンズも様々なタイプがあります。メガネ専門店ではどんなものが見えにくいのか、使用目的のカウンセリングをしっかりおこない、最適なレンズのオーダー提案からアフターケアまで全ての過程に寄り添える点で安心です。
メガネ専門店がおすすめです!
個人によって最適なかたちが異なるのがメガネの大きな特徴です。近視の矯正を行う通常のメガネに比べ、年齢を重ねてから手に取ることの多い老眼鏡は、人生で一本目のメガネになる可能性が高く、自分自身の目の状態やどんなシーンで役立てるのか、正解を認識しにくいものです。まずは直接店頭で、専門家の声に耳を傾けましょう。
メガネ専門店のメリット1|視力測定でオーダーメイドレンズが作れる
スタッフの専門的な知識のもと、近視、遠視、乱視など現在の目の状態が詳細に測定されます。視力測定からレンズに求められる適切な度数を算出。安心して自分に合った度数の老眼鏡を購入することができます。
メガネ専門店のメリット2|使用目的や価格を考慮してくれる
運転することが多い、デスクワークが多いなど、日常の生活スタイルにあわせた老眼鏡が作れます。フレーム選びのアドバイスも大切なポイント。予算を考慮した最適を提案してもらえます。
メガネ専門店のメリット3|アフターケアもしっかり
メガネ専門店では購入後のアフターケアもしっかりと提供されます。レンズ洗浄やネジの緩みなどへの対処、かけ心地の微調整や定期的な視力測定にも対応。快適な状態を心地よくキープできます。
老眼鏡の選び方2つのポイント
「老眼鏡を使うと老眼の進行が早まるのでは?」と不安の声を聞くことがありますが、老眼鏡で症状の進行が早まることはありません。むしろ裸眼のままでいると目の負担が高まり、不調の可能性が高まってしまいます。見えにくさを我慢せず、気軽に老眼鏡を使ってください。ここでは老眼鏡を選ぶ時のポイントを解説していきます。
目と使用目的に合ったレンズと度数を選ぶ
老眼鏡は目の状態に加え、使う用途に合わせて選ぶことが大切です。読書やパソコン作業に適したレンズ。手元から3〜5メートルの範囲が見えやすいレンズ。ひとつのレンズで広範囲をカバーする遠近両方という選択肢もあります。デスクワーク用、外出用など、複数の使い分けも考慮しながら専門店のアドバイスを受けましょう。
おしゃれにフィットするフレームを選ぶ
気になるデザインのフレームを見つけたら、実際に鏡の前で試してみましょう。輪郭やスタイリングの好みに似合うことはもちろん、かけ心地の快適さを重視してください。自分の骨格に合わせて、ズレにくく適切な角度に調整できるメガネ専門店を選んでください。おしゃれにプラス、長時間でも疲れにくい老眼鏡を手に入れましょう。
老眼鏡を購入する流れをチェック
老眼鏡の選び方に続いて、メガネ専門店で老眼鏡を購入する流れについて解説します。視力測定からはじまり、レンズの度数、種類、コーティングといった仕様、フレームも加えればその選択肢は数えきれません。まずは流れをチェックして、専門店のスタッフのサポートに頼りながら、今の自分にぴったりの老眼鏡をつくりましょう。
まずは視力測定から
老眼鏡を作る最初のステップは視力測定です。久しぶりのメガネ、はじめての老眼であれば眼病のチェックもかねて、目の状態を知るために眼科を訪ねましょう。眼科で眼病のチェックを完了していれば、安心してメガネ店の店頭でも視力測定を行うことができます。高精度の測定機材と専門的な知識を兼ね備えたメガネ専門店を選びましょう。
使用目的に合わせて度数を選ぶ
視力測定の結果をもとに、レンズをつけた時の見え方、見える範囲、違和感などの項目をチェックしていきます。専門スタッフのカウンセリングで、老眼鏡を使う目的やライフスタイルにあわせて、ストレスの少ないレンズの度数を決定します。
自分好みと印象でフレームを選ぶ
デザインやカラーの好み、自分の輪郭やスタイリングとの調和を確かめながらフレームを選んでいきます。自分では気づきにくい第三者からの印象も気軽にスタッフに相談しましょう。使うシーンや目的もフレーム選びのヒントになります。
老眼鏡のレンズの機能を選ぶ
老眼鏡のレンズには様々な種類があります。室内用やデスクワーク用のレンズ設計など、レンズによって装着感や見え方が変わることを実際に試着して体験できます。種類や加工で価格が上下することもありますが、自分が最も見やすいと感じることを優先しましょう。
納期を確認して発注する
フレームの種類やレンズの仕様、値段や納期に納得してから発注しましょう。レンズの在庫により当日受け取りが可能な場合もありますが、オーダーメイドレンズやコーティング加工がともなう場合は1〜2週間後の完成が目安になります。
老眼鏡のフィッティング・受け取り
完成の連絡を受けたら、店頭でフレームの最終調整を行います。完成したメガネを実際にかけて、かけ心地や見え方を確認。ノーズパッドの位置やテンプルの馴染み方など細やかな調整を経て、顔の形に最適にフィットした状態で受け取ります。
老眼鏡のフィッティング・受け取り
完成の連絡を受けたら、店頭でフレームの最終調整を行います。完成したメガネを実際にかけて、かけ心地や見え方を確認。ノーズパッドの位置やテンプルの馴染み方など細やかな調整を経て、顔の形に最適にフィットした状態で受け取ります。
老眼鏡を買う前に。簡単なセルフ老眼チェック
老眼の症状はある日突然ではなく、徐々に進行することが多く、見えにくさを無意識に我慢してしまっていることもあります。自分が老眼だと思いたくない気持ちもわかりますが、見えにくいままの状態で過ごしていると余計にストレスがかかり、老眼の進行が進んでしまいます。セルフチェックで客観的に目の状態を知りましょう。
老眼だと思われる症状リスト
以下のチェックリストに複数当てはまっている場合、老眼である可能性が高いです。
チェックリスト
○ スマホを見る時、気づけば手を伸ばしている
○ 辞書や小説など、小さい文字が見えにくい
○ 夕方になると見えづらさを感じる
○ パソコン操作をした後、手元の書類が見づらい
○ メガネを外した方が、近くが見えやすい気がする
指先にピントが合う距離をチェック
指先を使って判断する方法もあります。人差し指の腹を目の直前にかざして、人差し指を徐々に目から遠ざけてみてください。最初はぼやけているはずですが、ある距離になると、人差し指の指紋がくっきりと見えるはずです。指先にピントが合ったこの距離が、目から30cm以上離れている場合は老眼鏡が必要だと言われています。
老眼鏡が気になったらまずはお店へ
初めての老眼鏡はどこで買う? おすすめの購入方法や選ぶポイント、購入の流れをお伝えしました。快適な視界をおしゃれに楽しめる。メガネ専門店で自分に合った老眼鏡を見つけてください。老眼の症状に関する詳しい解説、遠近両用メガネについてなど、メガネに関する様々なコラムをご用意しています。ぜひご覧になってください。